もっと自由にもっと素直に

アラフィフでこんな気持ちになるなんて、思いもよらなかった…気持ちを整理するために綴っています。

dark of the moon 大吉

先月、彼が2年ぶりに来社されました。

先に会社に電話があり、今から…と。


心の準備?あまりに急すぎて自分の心がどう感じているかもわからないでいました。



年が明けてから久しぶりに電話があり、たまたまその時とこの2回とも私が出ることになりました。『◯◯さんはいらっしゃいますか?』と言ってすぐに担当の先輩に代わるのだけど。




ご来社の目的は、4月から異動になるのでその引き継ぎの方のご紹介でした。


異動になる事は、年明けに担当の先輩から聞いていたので、その驚きはもう済んでいたので平気だったのですが。




その異動先も異例らしく、営業だった彼は違う部署に。


もしかすると何年か前のデートの時に、仕事の話から『本当はこんな事がしたい』と話していた方面かもしれなくて、でも身近に少し年上の先輩がいるから出世にも順番があるような事を言っていて、私が「抜かしちゃえばいいじゃん!」と軽く言ってしまった事を後々反省していたのだけど、その通りになったのかもしれないです。


彼は、あの後色々勉強したり結果を出したり(表彰もされていたし)と努力したのではないかな?と思います。


すごく喜ばしいことでした。




電話の声、前ほどいいと思わなかったのは何故だろう。あんなに好きな声なのに。

あと、彼が会社の電話を使って、しかもこちらの会社の電話にしてくる事って珍しい。

私との事が始まってから、用事は担当の先輩の携帯電話に直接かけてきていたから。


やっぱり携帯の番号変えたのかな?


去年、新年のご挨拶のメールのやり取りと、電話で何回か話したのが最後で、たま〜にする私のメールに返信がありませんでした。既読はつくけど、コレ誰が読んでるの?…




変わってない事がわかったのは、ご来社の2週間後の、私からの問い合わせに、


『ちょっとお調べしてみます』

と返信があったから。


「お願いします」


そして、調べた結果の丁寧な返信があり、お礼を言っておしまい。でも。



私が信じていた通り(彼が携帯番号を変えて知らせてくれないはずがない)!


敬語での業務上のやり取りだとしても、携帯番号が変わっていなくて、私が送ったメールを彼自身が読んでいたのだとわかって、それだけで本当に心から嬉しかったのです。




久しぶりに見た彼の姿。

前よりも素敵でした。


後ろ姿、痩せたな。

こんな事、なんでわかるんだろう。


2年も経って私はどう見えたかな?きっと、老けたな…かな?笑


やだな。

急だし取り繕う時間もなかった。


帰りがけにお渡しする物があり、引き継ぎの方には担当の先輩がしたので、私は彼に。

指先と手のひらが、ほんの少しだけ触れた。




春が来て、彼とはもうすぐ仕事のお付き合いもなくなります。

  



私の気持ちもあれから随分と落ち着きました。


彼と過ごした日々は短い時間だったけれど、かけがえのない一生の宝物だと思っています。

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