満月 中吉
『風月さん』
…と夜遅くに、名前だけ呼びかけるメールが届きました。
「お疲れさま😊
名前だけって。
疲れちゃったかな?」
『寝てないですよ!』
「良かった。」
『後輩と飲んでたの。
話せないよね?』
(夫は私の電話を嫌がります。実家からや学校役員の連絡までも怒って早く切らせようとします。)
ですが、その日たまたま終電の娘を駅まで迎えに行く所で、
「もう少ししたら、娘を駅に迎えに行くので、早めに出たら車の中で話せます😊」
酔っている彼の電話は色々言って私を困らせました💦
よく覚えてはいないのですがその中に、
『敬語やめようよ!』
『イチャイチャしたいよね⁉︎』
『キスしたいよね⁉︎』
『キスは好きな人としかできない!!』
と、
いつもよりグイグイ私の弱い所をついてきます。
「私は好きな人とでないと何もできない!!」
と答えたと思います。
次の日のメールで
「目覚めは大丈夫だったかな?酔っ払い、色々言ってたけど、まさか覚えてないとは言わせない‼︎」
と困らせてきた反撃にチクリ。
『少しダルい朝だった💦笑
もちろん忘れてないよ😊』
「あの後、終電間に合わなくて〇〇まで迎えに行ったの。でもむしろ、電話で話せるキッカケになった娘に心の中で感謝の夜でした✨」
『昨夜は母の顔と女の顔が出た夜だったのね✨
女の風ちゃんをもっと見てみたい。』
「ふふっ」
だんだんとキワドイ会話も織り込まれて来ました。。
いよいよロックオンされて逃げられない予感です。