二十六夜 小吉
2回目のデートの後、次の約束がないまま。
『起きてんの?』
「もちろん!
待ってた。
えっ、もしかして聞いてからーの、寝ちゃった? 笑」
『寝てないよ!
後輩たちを連れてったのよ✨』
(彼は面倒見がとても良いのです。)
「そうだったの。
じゃあ酔ってるね‼︎
たぶん飲みに行ってるかなぁ〜と思った。
じゃあシメのラーメン待ち?
私も酔ってる… 」
『もう家だよ!
酔ってる風ちゃんエッチだね。』
「そうよ。」
『今日会ったらいろんなことしたね。』
「そうね。」
『またしようね。』
「なにを? 」
『◯◯◯◯』
「どストレート過ぎ 笑
夜中に声出して笑っちゃった💦 」
『だってそれしか答え、なかったじゃんよ!』
「やんわり…とか。」
『ないよ。
だってそう思ってたでしょ?』
「なんか、酔ってる時ってドSになるよね?! 」
『そんなの嫌いなの? 』
「どんなの??
…嫌いじゃない。」
『じゃあいいじゃない!
ドSなのが俺だもん‼️笑』
「私はもしかしたらMなのかしら?」
『俺の言葉が嫌じゃなければ!?』
「いい感じで入ってくる。」
『じゃあ相性合うかも。
また確かめ合おうね。』
「色んな意味で相性はいいと思った。でもまさかこんな風になるとはずっと思ってなかったし、どうしてこうなったのかも。」
(この頃、まだ自分の気持ちを認められないで迷っていました。)
『そこに返ってるのね!笑
後ろ振り向くな!!』
「わっ体育会系出たー 笑」
「でも、最近全然甘い言葉とか言ってくれないから、一度体を許したら捨てられた女の気分絶賛実感中だった。」
『そんな毎回言ってたらありがたみ無いし、飽きちゃうよ!』
「えっ、でも正直少し冷めてたでしょ?いいの、◯ヶ月楽しかったし、幸せな気分だったし、思い残すことはないと強がってマシタ。」
『そうやってマイナス思考なんだね!?盛り上がり過ぎたほうがすぐ嫌になるんじゃないか。』
「たぶん自分に自信がないからなの。」
『ゆっくり無理ないようにしよう。
じゃないときっと長くは続かないよ!笑』
「はい。」
『控えめすぎるよ!笑』
「本質は控えめなのよ。
酔っ払いじゃなければ 笑」
『グイグイおいで!
それが俺は好きだから。』
「よし!じゃあ会う時は酔っ払うに限るね。笑」
『お互い乱れようよ!笑』
「だって、全然酔わないじゃん!」
『酔ってるよ!笑
ベロベロにさせてみな!笑』
「させてみたい‼︎
そして攻めまくる!」
『望むところだ!
楽しみにしてるよ😄』
「望むところだ‼︎
なんの気合?笑」
『風ちゃんのやる気を受ける気合いでしよ!
そろそろ寝るよー!』
「そうね、
おやすみなさい!」
別の日
「酔ってるの」
『酔って?
る』
「あっ私のこと!そっちもね!」
『好き』
「好き
大好き」
(今思い返すと、私から好きとか大好きとか言ったのはこれが最初で最後かも。しかも酔った勢い!ほんとダメダメな私。。)
酔っ払い同士の夜中のメール。
彼は接待の為、飲んだ帰りのタクシーだったようでこの後電話がかかってきました。
内容は何だったかな?
ちょっとエッチな事言ってて、運転手さんに聞かれてるよね〜?💦って思った気がします!