宵月 中吉
会うまでのメールのやり取りも最後の方で、
『早く風月さんを近くに感じたいと思うばかりですよ✨』
こんな熱烈な言葉をもらった後、
どう返答して良いやら…と困ってそのまま数日間放置してしまいました。
すると、会う日の前日に
『明日は場所の希望ありますか?』
「お仕事の後のご都合の良い所に合わせます!」
待ち合わせが決まると、
『遅れないよう仕事切り上げます!!』
翌日、意を決して待ち合わせに向かいました。
夫以外の男性と2人きりのデートは25年ぶりです。
と言っても、彼と仕事の取引きはもう15年位で、彼女の写真を見せてくれて結婚が決まった時も報告してくれました。
他の方も交えて数人でお酒を飲んだ事も2回程あり、だいたいのお互いの雰囲気はわかっているはずでした。
それでも、知らない街(彼の行動範囲の)の知らないお店で会う事になり、今までの自分じゃないようにも思えました。
ドキドキしました。
普通に話せるかな?出来ればカウンター横並びがいいなぁ…なんて、中学生か⁉︎ってくらい緊張していました。
私の知らない彼の得意の街で、素敵な和食屋さんを予約してエスコートしてくれました✨
最後は、
「親にもそこまで言われた事がないと思う。。」
と戸惑ったのを覚えています。
彼も必死だったのかな?笑