夕月 小吉 ②
「遅くにごめんね。
明日用事の後時間あるからデパ地下でおつまみとか買って行く事もできるよ!あっ飲みだけだったかな?(//∇//)」
私にしては大胆発言⁉︎でもきっと通じてなかったな。。この言い方じゃ💦
「おはよう😊
遅くなれないって言ったけど◯◯◯に23時半くらいまで大丈夫と思います。」
『はーい!』
待ち合わせ時間の近くで、
『ちょっと遅れそうです。
川渡った◯◯銀行前でよろしいかな?』
待ち合わせ場所の変更。
「今◯◯線の所(待ち合わせ場所)に来たんだけどそこに行くね。」
「そんなに寒くないんだけど◯◯銀行の中にいるね。だから慌てずに!」
『了解!』
寒いので、彼が気を遣わないように…と銀行の中にいるね!とは言ったけど、
結局、銀行の外にいたのに、
彼がすぐ私を見つけてくれました。
久しぶりで照れ照れで会う。
『どこでもいいでしょ?』
「うん!」
と先導して颯爽と前を歩く彼。
コートのポケットに手を入れてちょうど腕組み三角ゾーンが空いているけど、まだ飲んでもいないし勇気がない!
2階に上がって、席に案内される。
彼も良く行ってたお店みたい。
最近は全然この街に来ていないそう。
ちゃんと自粛してるんだな。
賑やかな人気の居酒屋さんって感じ。 後で食べログ検索したら、評価も評判も良くて✨味もいいし、店員さんが忙しいのにすごく気が利いて、雰囲気も良かったからまた行きたいな!!
席に着くと、お店のメニューに慣れた感じでもうポンポンポンと頼んでくれる。
「ビールでいいの?」
「うん。」
ホッとした後、お互いにマスクを外す。
乾杯🍻
久しぶりに会えて、それだけでも嬉しい!!
お互いのお正月休みの家族旅行の話。
皆さんでスキーに行かれるそうで、お子さんの希望を叶えてあげる為で、
『そんなんでもなかったら行かないし!』
と言う彼。
お父様とお義母様も同行されるらしく、お二人ともパートナーを亡くされているので、
「そこ、くっついちゃえばいいのにね!」
『そんな簡単なもんじゃない!笑』
そりゃそうだ。
(そんなんでもなかったら…は、
奥さんとそんなに仲良くしてないアピール?)
前の年もスキー行ったそうで、知らなかったな。
昔のスキーの話。
コブも滑ったりたしたけど、
「木の間をすり抜けて行くのが好きだったな」
と話すと、
『林間コースね!』
とすぐ言葉が出る。私はなかなか言いたい言葉が出ないので、いいな若いな✨って思ってしまう。。
スノボはやっぱり怖いそうです。
そうなんだ。彼がそう言うなら私なんてホント無理だと思う。
お子さんへのクリスマスプレゼントは何だったか聞くと、
一緒にやっているスポーツの道具でお揃いだと、嬉しそうに話す。
「それは喜んだでしょう?」
「サンタさんは信じてるの?」
『まだね』
「プレゼント何がほしいって?もしかしてサンタさんになるの?」
『それはむこうの担当』
奥さんの事。
後輩と飲む時は、たわいもない話をして、仕事の話はなるべくしないと。
『Q &Aだけはする、質問されればそれには先輩として答える』
との事。
彼は、説得力や影響力もあり、指導者に向いている気がします。
いつか話す機会ががあれば、そう伝えたいです。
『コーチは大変』
とか、
『その仲間のパパママと仲良しで、何でも話せる』
と言う。
(何でも話せる新しい場所が出来たんだね✨…胸がチクリ…)
前は、学校公開で、パパママ友の付き合いが苦手と話していたのに変わったな…と思ったり。
きっと慣れてきたのね。
お店に昔のバンドの曲が流れると反応して、
『この歌を練習してる!』
と。
彼の歌声聴きたいな….
「いつも何歌うの?」
と聞くと、
『その場の状況で決めるし、どちらかと言うと、歌いたい!より場に合わせて選曲してる』
って!
一緒にカラオケ行ってみたい!!
「コロナ開けたら何したい?」
彼は旅行とかだったかな。
「私はライブとかに普通に行きたい!」
と伝えたら意外そうだったかな。
ドラマの話で、米津玄師の主題歌のがすごく面白かったからアルバム買ったと伝える。
「Lemonとかも歌うの?」
『歌うけどあんまりいいと思わない!』
と彼が言って、
私はいいと思っているのになんとなく合わせてしまう。悪いくせ💦
奥さんに
『何考えてるかわからないと思われていると思う』
って言う。
『何もかんがえてないんだけどネ!笑』
だって。
「私の年齢聞いたじゃない?言った方がいいよね?」
『どっちでもいいよ』
「亡くなったお母様くらいかも?おいくつだったの?」
(学生の時に亡くなった)
『◯◯歳』
「さすがにそこまでは(年齢)いってない!」
「 私の最初の印象ってどんな感じだった?」
『明るい人だなって。』
「天真爛漫とか言われるし、そう見えるかもしれないけれど、本当は違うのよ!」
「意識したのっていつ頃なの?」
『去年くらいかな?』
「去年ほとんど会ってないし!笑」
いい加減なんだから…
「私はこうなる前のお誘いをもらって、結局先輩も一緒に3人で飲んだ時の、
2人になった時に、
"Mさんは自分から誘ったりするの?"
に、
"お誘いしましたよね?"
と(真っ直ぐな目で)言われた時に
ドキッとしたなぁ」
と、カミングアウトしました。
あと、新人の時に髪がツンツンしてて、今はこんな感じなんだなぁと思ったと伝えると、
『やる事やれば別にいいよね!』
だって。仕事をちゃんとしてればって事で、強いポリシーがあるのね。
恥ずかしいけれど向かい合わせの席だし、前を見つめるしかないよね〜
照れてしまう。
彼を見てたら、
(あ〜キスしたいな。)って思わず。
こんな風に男性を前に、思ったの初めて✨
(彼もそう思ってくれてたら嬉しいけど、それはないな。。)
営業の、売り手と買い手の話。
彼の拘りの話。
結構な強気!
娘の受験でのエピソード。
夫は手伝ってくれなかった為、そういうの何も知らないんだ!って話。
サラダを取り分けてくれたり、ドリンクの注文をしてくれたり、(普段夫にすべてやらされていることだから)お姫様扱いみたいで嬉しい♫
「◯◯のサラダって初めて!(単体を)好きでスーパーでも時々買うけど、添え物に使う方が多いよね?」
『俺もここでしか食べた事ない!』
取り分けてもらったお礼を言うと、
『自分が食べたいからだよ!』
と彼。
後輩との時も取り分けとかやるそう。
揚げ物が届いて話している時に、
『温かい内にどうぞ!!』
とか、優しい^_^
それにこの低い声、シビれるなぁ。
「◯◯は扱ってないの?」
に、
『売る側にメリットないからね。
でも、考えた方変えた方がいいかもね』
って言ってくれた。
頭が柔軟よね。いいな。
彼の最近のお気に入りのお酒の名前を教えてもらいました。
初めて聞いたと思ったけどわりと定番だって!
一緒に飲みたいな♫
お店に入ってすぐに私が、
「今日はここ持たせてね!いつも出してもらってばっかりだったから。」
と言っておいたのに、
帰りに
「このお店、お会計はどこでかな?」
と彼に聞くと、いつの間にか済ませてくれていました。
「えっまた?💦いいの?ご馳走さまです。ありがとう。」
と遠慮すると、
かすかに
『じゃあ今度は』
と言ってくれてたような?
(今度はいつかな。あるかな。あるよね。)
帰りに、どの駅か聞かれて答えると、颯爽と歩き始める彼。お店に向かう時同様ポケットに手を入れてた三角ゾーンに私も手をくぐらせようか迷って、できない。
「手とか繋がないの?」
と聞くと、
『そうゆうのはしない!』
質問聞いてた?
主語を(奥さんと)と勘違いしたのかな?
なんて自分勝手な解釈でもしないと落とし所がない出来事。。
拒否されたのかな?💦
ちゃんと聞けば良かった。
そのせいで、この後悶々とした日々を送ったのだから。
もっと飲んで酔っちゃえば良かったー!私のバカバカバカ!!
そして、
素敵な後ろ姿に、また恋をしました✨
駅のホームで、
「実は娘と一緒って事にしてもらってて、娘には時間潰してもらってるの!」
と伝えると、
『それは辛いよー!何か買ってあげないとかわいそうだよ!』
と、本当に人の気持ちがわかる人なんです。
「そうか、そうだよね。そうする!」
娘は、私が夫に怒られないように協力してくれます。もちろん娘には、昔の友だちと会うと伝えましたけども。。
悪い母です💦
帰りの電車が座れなくて、吊り革につかまって立ち話。
そして名残惜しいけど、
さよなら。
一度だけ振り返ると、ホームを降りていくのが見えました。
帰り道に、
「今日楽しかったです。
ありがとう💓
お陰で良い年が迎えられそうな予感がします✨
ご馳走さまでした🙇♀️
取り分けとかしてくれて嬉しかったな。
あっチョコ買ってたのに渡し忘れてしまった💦やっぱり酔ってたよね。」
(お土産?か一緒に食べよう!と思って買ったチョコ。時間を掛けてすごく悩んで選んだチョコ!)
返信がないのでその数日後に、
「そうそう、いいお店だったね✨どれも美味しかったし♫素敵な人が前にいたからドキドキしてあまり食べられなかったけどまた行きたいなぁ!ハイボールも美味しかった😊」
『美味しかったなら良かった!
お疲れ様!』
「好きな人が目の前にいるんだもん、美味しさそりゃ倍増よ✨」
思い切ってこうメールしたけど、既読スルー。
仕事納めの日に、
「お疲れさま❗️
仕事納め忙しいよね💦
◯◯◯◯◯は楽しみだったけど来年かな?」
もスルー。
スルーのまま、年越ししましたとさ。
何考えてるのかわからない!!
彼の言う通り、(忙しくて)何も考えてないのかもしれないですね。。